薬害エイズ問題の前、ヤコブ病を発症された谷さんの報道がありました。谷さんは、小脳のオペで使った硬膜が原因でヤコブ病になられました。
谷さんの報道の数年前に私は脳内出血を起こして大脳のオペを受けています。谷さんのヤコブ病の報道を見て怖くなり、プリオンについて調べまくりました。その頃はインターネットはありません。
プリオンはタンパク質でした。病原菌じゃないので、滅菌消毒のしようがないなっと思いました。私はマジックで救急車の電話番号をデカ文字で書いて壁に貼り、子供らに「お母さんが訳分からんようになったり、変なヒトになったら、救急車呼んでな。」と教えました。
厚生省に電話して尋ねると、硬膜はブラウン社の硬膜で、殆どの病院が滅菌消毒なされてない硬膜を使っていると。発症率は100万分の1で、潜伏期間は10年ぐらいか、それ以上か、ぐらいだと。谷さんのことがあってから、硬膜が滅菌消毒なされるようになったと。
滅菌消毒なんてできるのか、どのように滅菌消毒するのか不思議でした。厚生省にいろいろ質問すると、滅菌消毒なされるようになっても滅菌消毒なされていない硬膜は回収していないということでした。滅菌消毒なされていない硬膜が無くなれば滅菌消毒なされている硬膜を使うという感じでした。これってダメでしょっと言いましたが、それ以上ヤイヤイ言っていません。電話代が高くつきますから。長電話ができなかったからです。
ヤコブ病は、自分が持ってるプリオンが異常化する病気です。自分のカラダに異常プリオンが侵入し、自分の正常なプリオンが異常化するという病気です。ヤコブ病や狂牛病の肉を食べたり、それらの硬膜を使ったり、などで異常プリオンを取り込んでしまい、自分のプリオンが異常化するのです。
自身のカラダの中でプリオンが異常化することはありません。
コロワクでプリオンが異常化したという症例なので大問題です。直ちに接種を中止しないといけないのです。プリオンは未知ですから。
人肉を食っている種族にクールー病（ヤコブ病みたいなもの）が発生していました。その地域で、クールー病にならない抗体ができているヒトが見つかったという記事を見たことがありますが、抗体以前に、プリオンは未知です。
タンパク質は未知。
プリオンは未知。
