不可思議な経験が沢山ありますが、ふと思いだすことがあり、
漕いでいる自転車が後ろから引っ張られた体験を書きます。
ある日、電話(その頃は固定電話)がかかってきて、出ると、知らない男です。
男「奥さん、つきあってくれませんか。」
私「誰?」
男「奥さんが好きです。」
私「誰やの?」
男「奥さんの保育所の出入りを、よく見るんです。」
私「(地名)の創価学会員?」
男「お願いします。付き合ってください」
私、電話を切る。
その数日後、知り合いの親が亡くなり、お通夜に行くことになりました。
当日、子供らを連れて帰ってくると、家の前に知らない男がいました。
あの電話の男かもしれんっと焦りました。
お通夜に行く時、男がいないかを確かめ、自転車に子供を乗せて行きました。
下の子供は前に座らせますが上の子供は後ろに座らせるので後ろが怖いです。
何度も後ろを見ながら自転車を漕ぎました。
国道の右側を走っていると、うどん屋の、ヒトも車も同じ出入り口があり、
その手前で、漕いでいる自転車が後ろに引っ張られたのです。
すると、国道から勢いよく車が左折してうどん屋に入って来ました。
間一髪でした。後ろに自転車が引っ張られなかったら、車にまともに、
ぶつかられていました。後ろに座らせている子供はなんともありませんでした。
とにかく、お通夜へ向かいました。もう、男への恐怖はありませんでした。
その後、男から電話はかかって来ませんし、家の前に変な男もいません。
漕いでいる自転車を後ろから引っ張るのは、どんな力持ちでも無理です。
自転車を掴むことができないでしょう。
間違いなく、目に見えないヒトが助けてくださったのです。
独身の頃に、ひき逃げに遭った時も助けて頂いたと思います。
即死だと思われるほどの飛ばされ方をして、頭から道路に堕ちたのに、
いくらフルフェイスを被っていても首や脊髄が砕けるはずが、なんともなく、
擦り傷も無く、日常、知らず知らずに打ってる打ち身程度の軽い打撲二か所で
済んでいます。