
「日本製鉄による買収に反対しないよう組合員に圧力」、全米鉄鋼労組がUSスチールを告発
【ニューヨーク=小林泰裕】全米鉄鋼労働組合(USW)は25日、米鉄鋼大手USスチールを全米労働関係委員会に告発したと発表した。日本製鉄による買収計画を巡り、買収に反対しないよう組合員に圧力をかけたと主張している。

USスチールの工場(米ペンシルベニア州)=AP © 読売新聞
発表によると、USスチールのデビッド・ブリット最高経営責任者(CEO)らが組合員に対し、「買収が実現しない場合、組合がある施設に投資を行わない」などと発言し、買収に反対しないよう迫ったという。
同委員会は米政府の独立した行政機関で、労働慣行などに問題があると判断すれば是正措置を命じることができる。
USWは雇用への悪影響を懸念し、日鉄によるUSスチールの買収に反対している。一方、日鉄は反競争的で組織的な違法活動を行ったとして、USWのデビッド・マッコール会長を提訴している。