キシラジン (xylazine)
α 2 受容体作動薬の1つ。 動物用医薬品である [1]。 中枢神経系 のα 2 受容体を活性化することにより、 鎮静 、 鎮痛 、 筋弛緩 を引き起こすため、 麻酔前投与薬 として使用される。 経口投与では分解されるため、筋注や静注薬として使用される。 ウシ、ウマでは 鎮静薬 や 鎮痛薬 としても用いられる。 イヌやネコでは ケタミン と併用されることが多い。

2023/07/15 発信地:ニューヨーク/米国
「皮膚に穴」も…米オピオイド問題、動物用鎮静剤併用で深刻化
【7月15日 AFP】麻薬性鎮痛薬「オピオイド」依存症のマーチンさん(45)は、合成オピオイド「フェンタニル」が、米ニューヨークでまん延するヘロインに取って代わるのを身をもって体験した。そして今は、フェンタニルと合わせて使われる動物用鎮静剤「トランク(Tranq)」を避けるよう注意を払っている。
トランクには、皮膚を損傷させる副作用があり、使用への懸念が全国規模で広がっている。
ブロンクス(Bronx)地区の薬物依存患者支援センターを訪れていたマーチンさんの腕や足には大きな傷がある。知らないうちに「ゾンビドラッグ」とも呼ばれる動物用鎮静剤「キシラジン(xylazine)」を使ってしまった可能性があるというのだ。
マーチンさんは「体や皮膚に穴をあける」「ワニみたいに肉を食べてしまう」と説明した。
動物用の薬として米食品医薬品局(FDA)に認可されているキシラジンだが、最近では麻薬の効果を増強する目的でフェンタニルと一緒に取り扱われるケースが増えている。
近年、薬物過剰摂取により死亡した人からトランクが検出される事例が増えている。ホワイトハウス(White House)は今年4月、トランクを「新たな脅威」に指定した。
キシラジンはインターネットで簡単に購入でき、ほとんどの場合、ヘロインの50倍強力なフェンタニルと一緒に使われる。
現在、トランク乱用の中心地はフィラデルフィア(Philadelphia)だが、ニューヨークでも使用が拡大している。ニューヨーク市当局によると、2021年に市内で発生した薬物過剰摂取による死者419人のうち、19%からキシラジンが検出された。
ニューヨーク大学(New York University)のコートニー・マクナイト(Courtney McKnight)臨床助教(疫学)は「フェンタニルは効果の持続時間が短いオピオイドで、離脱症状が出ないよう頻繁に摂取しなければならない」と説明する。
「キシラジンはフェンタニルの効き目を長引かせることができる。その理由から添加されているとみられる」
ただ、その一方で強い不安感など重大な副作用があると指摘した。
医療関係者は、キシラジンが血管を収縮させることにより、膿瘍(のうよう)や皮膚潰瘍を引き起こすと考えている。中には体の一部を切断せざるを得ないケースもあるという。
ブロンクスの支援センターでは、依存症の路上生活者に手当てや食料、清潔な注射器などを提供している。助言や励ましの言葉を掛けるだけの時もある。
センターの職員は、皮膚に創傷がある人が増えていると話す。
まず「小さな青あざや黒い点」が皮膚に現れる人が多く、しばらくするとあざの周囲の組織が壊死(えし)する。センターで働く看護師は、「そういう人を診ることが増えている。重症化することもあり、骨が見えることもある」と語った。
ニューヨークの薬物過剰摂取による死者は2021年は2668人と、19年から80%以上増加した。フェンタニルがまん延したことの他、新型コロナウイルスの流行で麻薬使用者が孤立したこと、支援活動が停滞したことが主な原因で、アフリカ系とヒスパニック系が最も影響を受けた。
ただ、キシラジンは規制対象となっている薬物ではないため、当局は取り締まることができない。
ニューヨークの特別麻薬検察官、ブリジット・ブレナン(Bridget Brennan)氏はAFPに「たとえ大量のキシラジンを所持しているのを見つけたとしても、誰かを訴追することはできない」のが現状と話した。(c)AFP/Andrea BAMBINO and Diane DESOBEAU

米ニューヨーク市の薬物依存症患者支援センターで薬物摂取による傷痕を見せるマーチンさん(2023年5月25日撮影)。(c)ANGELA WEISS / AFP

The Xylazine Crisis: Orthopaedics at the Frontline of an Evolving Epidemic
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2024/12/02の動画
キシラジン危機:進化する流行の最前線に立つ整形外科
(動画の説明)
獣医用鎮静剤であるキシラジンは、米国全土で違法フェンタニル供給品の不純物としてますます多く発見されています。この組み合わせは、特にフィラデルフィア地域において、使用者の間で重度の壊死性皮膚創傷を引き起こし、患者と医療従事者にとって大きな課題となっています。これらの創傷は四肢の創傷として現れることが多いため、整形外科医が治療に携わっています。本シンポジウムでは、この危機に関する初の地域シンポジウムの最新結果について、共同議長のアシフ・イリヤス博士とキャサリン・ウーズリー博士にご講演いただきます。イリヤス博士は、ロスマン・オピオイド財団の理事長、ロスマン研究所のパートナー兼フェローシップディレクター、そしてペンシルベニア州フィラデルフィアにあるドレクセル医科大学の教授、副議長、准学部長を務めています。ウーズリー博士は、ニュージャージー州カムデンにあるクーパー医科大学の整形外科准教授であり、手・神経外科部門長を務めています。以下は、ビデオで参照したオープン アクセス ペーパーです:





