毎晩、この時間になると堕ちていきます

 

今は23時です。

台所の窓から外を見ています。

ワタゲちゃんを一日も忘れたことがありません。

小さいカラダで、野生じゃない弱い子が

お外でどうなってしまっているのだろうと。

 

畳屋に、今から取り付ける網戸は、台所かベランダか尋ねました。

聴こえなかったのか、畳屋は何も言わず台所へ。

それで台所の窓を30cmほど開けました。

畳屋が「鳥が飛んで行きましたよ」

窓の外へワタゲちゃんとコマリちゃんが・・。

「コマリ!!」コマリちゃんは戻ってきました。

またお外へコマリちゃんが出ないかと窓を閉めざるを得ず、

直ぐにワタゲちゃんを呼ぶことができなかったのです。

コマリちゃんはなかなかゲージに入ってくれず。

コマリちゃんをゲージに入れて窓を開けると、もうワタゲちゃんは見えません。

直ぐに外へ出て探しに行きたいのに、畳屋が網戸と畳の件で喋ってきます。

そして畳屋は「帰って来ますよ」

私はムカッとなり「お外を知らない子なので、もうダメです」

畳屋は家にいましたが、私は外へ探しに行きました。

これほどのロスタイムが、ワタゲちゃんを救えなかったのです。

畳屋に腸が煮えくり返りましたが、抑えました。

ゲージに入れず、自由にさせてた私が悪いのですから。

畳を替えたり網戸の張替えさえしなければ、

ワタゲちゃんは、今、元気な姿で居たのです。

黄緑色の、さらっぴんの畳なんかより、

ワタゲちゃんが居てくれる方がよかった。

そもそも昨年の11月ごろに頼んで、

1月の、私の誕生日の2日前に、畳と網戸が完了。

その日、ワタゲちゃんがいなくなる。

去年のうちに完了してくれていたら、気持ちよく新年を迎えられ、

ワタゲちゃんにお外へ行かれずに済んだのではないかと・・。

ぶつけようがない悔しさです。

猿の手みたい・・・。

毎日、四六時中辛いんです・・・。